当社では、国内初の試みとなるインコネル718(※1)のガスアトマイズ粉末(※2)を用いた
MIM製法での3D形状部品の試作開発に成功しました。
MIM製法を採用することで、インコネル718の高温環境下での高強度、
高耐酸化性を損なうことなく、3D形状部品を成形で製造することが可能になりました。
今後、航空機用ジェットエンジン部品、自動車用ターボ部品など、
各方面での活躍が期待されます。
<用語説明>
※1 インコネル718
耐熱性、耐蝕性、耐酸化性、耐クリープ性などの高温特性に優れ、
スペースシャトル、航空機用ジェットエンジン、産業用タービン部品等、
様々な分野で使用されている一方、難削性が高く、加工が困難な材質でもあります。
※2 ガスアトマイズ粉末
形状が球状で、不活性ガスを使用して製造されるため酸素量が低いのが特徴です。
酸素濃度が低いガスアトマイズ粉末を使用することで、鋳造材と同等の疲労強度を得られます。
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